依存症患者の言い分
□ 常にパチンコに関係する事ばかり考えている
□ 快感を得る為に、パチンコで費やす金額を増やしたりしている
□ パチンコをしないと、落ち着かなく、イライラする
□ パチンコをする事を減らす、止めるなどの努力をしてみたが、上手くいかない
□ 嫌な事を忘れる為、又は、不快な気分を解消する為に、パチンコをしている
□ 負けるとその分を取り戻そうとしてしまう
□ パチンコをした事を周りの人に隠す為嘘を言う
□ パチンコのお金を得る為に、違法行為をした事がある
□ パチンコの為に、大切な人間関係が破綻した事がある
□ 借金までしてパチンコをしたり、パチンコの借金を他人に肩代わりして貰った事がある。
私のような人間をパチンカスという。
大きなパチンコ屋さんのトイレでよく目にするパチンコ依存チェックシート。
当てはまっているなぁと思いながら、冷静に真っ黒になった指先を洗い流す。
私がパチンコ、パチスロを覚えたのは18歳の時。
通った学部は男女比9:1くらいで、大学の隣にはパチ屋があった。
ごく普通に男友達に連れていかれ、ごく普通にのめり込んでいった。
いや、純真無垢な乙女心がきっかけだったのかもしれない。
好きな先輩にパチ屋に行けば会えるんじゃないかと。
一人暮らしの自由な時間とお金は全て費やされた。
週5日仕事に通い、週6日パチ屋に通っていた。
パチンカスになっていなければ、
就職、恋愛、結婚、まともに出来ていただろうな。
息子が生まれても、パチンカスのままだった。
さすがに、小さな子どもを駐車場に放置するまではないが、
子育てや仕事の息抜きにパチ屋の託児ルームをよく利用していた。
もちろん勝っているわけではない。
20年以上のキャリアがありながら、
データなんて見てないし、不潔そうな人の隣には座らない。
結局は、パチンコにハマったから今の私がいる。
シングルマザーとして強く生きるのも
愛おしいこじらせ息子との生活があるのも
頼る人がいないこの土地へ来たのも
パチンコのせいでパチンコのおかげ。
周りに悩みを話せるタイプではない私の精神安定剤。
「幸せになれないのは、こんなダメ人間だから」
「お金は使わないと入ってこない」などと
あいかわらずクズいっぱいの自己肯定感を高めている。
やっぱり、ほどほどにしよ。